「神子ちゃん、紹介するわ。私たちの息子の翔吾よ。仲良くしてあげてね」



おばさんがニコニコしながらそいつを私に紹介した



いえいえ、紹介されなくともわかります



「なんだ…こいつ…がふっ」


私は片桐 翔吾の口を手で塞いで、リビングから連れ出した



で、おばさんたちが付いてきてないことを確認すると…



「なんで、あなたがここにいるの?」



「そりゃあ、ここは俺ん家だ文句あるのか?」



「じゃあ、なんで今日私がここに来るっていうのに、学校ではあんな普通だったの?」



「別に騒いでもなんにもおこらないだろう。それに、俺誰が来るなんて知らなかったし」



私たちが小声で討論していると…



「神子ちゃん?どうしたの?」



ぎくっ



いきなりおばさんが出てきた



「えっ、その…知り合いにそっくりだったので確認を…でも他人の空似でした」



私は言い訳を並ばせた



「嘘つ…っ」


片桐はいきなり声にもならない悲鳴を上げた



何故なら私が片桐の足を踏んでるから