翌朝。
教室に着くなり。
ヒナはダッシュで教壇に置かれてある座席表を見て名前を確認した。
田中君。
あのオレンジ頭のナカヨシ君といつも一緒にいる男子だ。
小柄だけど。
目はパッチリとしていて。
ハキハキと物事を答えていて。
当然、頭が良い。
午前中の授業が終わって。
ヒナはお弁当をカバンから取り出そうとすると。
「箕輪さん、一緒に食堂行こう」
と、急に田中君が話しかけてきたので、ヒナはビクッと体を震わせた。
「あ…うん。ちょっと待って」
ヒナは急いでスマホを取り出して。
いつも一緒にお昼ご飯を食べているエマに「今日は一緒に食べれない」というメッセージを送る。
教室を出て。
食堂まで向かうのだが。
急にヒナは付き合うというのが、恥ずかしいと気づいた。
食堂に到着して。
ヒナはお弁当。田中君はラーメンを食べることに。
「いただきます」
周りの目を気にしつつ、ヒナはお弁当を食べる。
田中君と自分はカップルに見えるのだろうか。
なんだか、とても恥ずかしい。
賑やかな食堂で。
2人きりでお昼ご飯を食べる、この時間。
毎晩、ホタルと食べるあの時間とは全然違う。
とにかく、恥ずかしい。
「あのさ、箕輪さん」
「ん?」
気づけば、ラーメンを食べ終え。
ラーメンの汁までなくなって。
田中君の目の前には空っぽの器しか置いていない。
(食べるの早っ)
驚いて、じーと器を見ていると。
田中君が、
「箕輪さんってさ、森さんと友達なんだよね」
「森…? 森ってエマのこと?」
何故、急にエマの話題になるのだろう。
ヒナは手を止める。
「そうそう。森恵麻さん。一貫コースのさ」
「…うん」
「じゃあ、連絡先知ってるよね?」
「え?」
田中君がスマホを取り出した。
画面がバリッバリに割れてしまっている。
「森さんの連絡先教えてよ」
「・・・・・・は?」
急にコイツは一体、何言っているのだろう。
「いつも、森さんと学校来てるよね? 俺も一緒に登校してもいい?」
「……それは・・・無理だよ」
嫌な、予感がした。
ヒナが、答えると。
田中君がチッと舌打ちをした。
はっきりと、ヒナが聞こえるように。
「使えないな…箕輪さんって」
田中君が立ち上がった。
「じゃあ、別れよ。さよーなら」
そう言うと。
田中君はトレイを持って。
ヒナの目の前から去っていった。
教室に着くなり。
ヒナはダッシュで教壇に置かれてある座席表を見て名前を確認した。
田中君。
あのオレンジ頭のナカヨシ君といつも一緒にいる男子だ。
小柄だけど。
目はパッチリとしていて。
ハキハキと物事を答えていて。
当然、頭が良い。
午前中の授業が終わって。
ヒナはお弁当をカバンから取り出そうとすると。
「箕輪さん、一緒に食堂行こう」
と、急に田中君が話しかけてきたので、ヒナはビクッと体を震わせた。
「あ…うん。ちょっと待って」
ヒナは急いでスマホを取り出して。
いつも一緒にお昼ご飯を食べているエマに「今日は一緒に食べれない」というメッセージを送る。
教室を出て。
食堂まで向かうのだが。
急にヒナは付き合うというのが、恥ずかしいと気づいた。
食堂に到着して。
ヒナはお弁当。田中君はラーメンを食べることに。
「いただきます」
周りの目を気にしつつ、ヒナはお弁当を食べる。
田中君と自分はカップルに見えるのだろうか。
なんだか、とても恥ずかしい。
賑やかな食堂で。
2人きりでお昼ご飯を食べる、この時間。
毎晩、ホタルと食べるあの時間とは全然違う。
とにかく、恥ずかしい。
「あのさ、箕輪さん」
「ん?」
気づけば、ラーメンを食べ終え。
ラーメンの汁までなくなって。
田中君の目の前には空っぽの器しか置いていない。
(食べるの早っ)
驚いて、じーと器を見ていると。
田中君が、
「箕輪さんってさ、森さんと友達なんだよね」
「森…? 森ってエマのこと?」
何故、急にエマの話題になるのだろう。
ヒナは手を止める。
「そうそう。森恵麻さん。一貫コースのさ」
「…うん」
「じゃあ、連絡先知ってるよね?」
「え?」
田中君がスマホを取り出した。
画面がバリッバリに割れてしまっている。
「森さんの連絡先教えてよ」
「・・・・・・は?」
急にコイツは一体、何言っているのだろう。
「いつも、森さんと学校来てるよね? 俺も一緒に登校してもいい?」
「……それは・・・無理だよ」
嫌な、予感がした。
ヒナが、答えると。
田中君がチッと舌打ちをした。
はっきりと、ヒナが聞こえるように。
「使えないな…箕輪さんって」
田中君が立ち上がった。
「じゃあ、別れよ。さよーなら」
そう言うと。
田中君はトレイを持って。
ヒナの目の前から去っていった。


