紅茶と喧嘩

「君は一体、何が目的な訳〜?」

いつも、こいつはいた。

僕がいる時に隠れている事を知ってる、
“俺”が俺になった時もこいつはいた。

「…そんな目的ってのはないけどさ、ただ
興味があるだけだよ〜」

嘘つき

「じゃぁ、一つ教えてあげるよぉ〜!」

瞬時に何かを感じ取ったのか、翔太は後ろへ飛んだ。

ドスっっ

「な〜んで避けちゃうのぉ?」