紅茶と喧嘩

…でもある日奇跡が起こった。

‘父さん,が死んだんだ。
詳しく言うなら殺された。

その道を行くなら珍しくない事。

ぼくにとって、最高に幸せだった。
でも、違う地獄の始まりだった。

学歴なんかないぼくを雇ってくれるとこは
なくて、汚い仕事をやった。

顔はまぁ、いい方だったから。

でも、いつだってあったかい所なんて無くて、
冷たくて汚い大人の玩具でしかなかった。

だから逃げた。何度も捕まってボロボロに
されちゃったけど