紅茶と喧嘩

「…さようなら。母さん、兄さん。今まで
沢山の幸せをありがとう。これからは‘父さん,
と幸せになるね。…バイバイ。」

その後はよく覚えてない。
ただ、泣く母さんと兄さんがいた事。

母さんが、ぼくを連れ戻そうとしてるとこ。

兄さんが‘父さん,に逆らってる事。

そんな景色は消えてぼくは‘父さん,に付いて、
そこからは幸せなんかじゃない。

地獄だった。毎日毎日殴られた。
時には人に言えない事だってさせられた。

父さんは実はヤクザだった。手伝わされた。

汚くてほんとやだった。