紅茶と喧嘩

でも、兄さんや母さんはぼくを守ってくれた。

抱きしめて「ごめんね、ごめんね。」って
母さんは泣いていた。

兄さんも「守れなくてごめん。」って言って、
自分も血が出てるくせに。

なにより、何もできない自分が嫌いだった。


でも、ある日気づいたんだ。
なんでぼくたちと家族になったか。