紅茶と喧嘩

「はい。ぼくの自己紹介ちゃんとさせて。」

まぁ、そうだね。自己紹介してもらおう。
それで調べよう。

信用も信頼も、すぐに出来るものじゃない。
時間をかけてつくっていくものだから。

「うん、そうしてくれるかな。あ、ちょっと
まってて。」

僕は持ってきていた紅茶をカップに入れて
差し出した。

緊張を鎮めるハーブティーだ。

彼はそれを受け取り…泣いた。

ん?泣いた?、え、ちょっと待って!!