紅茶と喧嘩

すると、彼はおずおずと口を開く。
「あの、質問いいですか?」

質問?ん〜まぁ、答えられる範囲なら
大丈夫かな?

「ん?うん、いいよ。なぁに?」

周りをくるりと見渡して
「えっと、さっきから人の気配がしなくて、
ぼくたち以外に誰かいないの?…ですか?」

ため口か、敬語のどっちかにすればいいのに。
ふふっ、面白い〜。

「うん、いないよ。スタッフは雇ってないし、
まだ、今日はオープンしてないからね。」

それにしても、気配…ねぇ。
裏の子じゃ無さそうだけどな。