**次の日**

「琴音おはよ」


「お姉ちゃんおはよ〜」

「私今日一限からだから早く出るね」

「うん」

「琴乃にちゃんと朝ごはん食べさせてね
あ、あと冷蔵庫に冷凍のナンが入ってるからそれ解凍して
それと顔も洗ってね
あと私の部屋にアイロンあるから髪の毛とかしておきな

んーとあとは、」

「わかったから!
お姉ちゃん遅刻しちゃうよ!!」

「だって琴音のことが心配で、」

「私のことなんかより自分のこと優先してよ」

「可愛い琴音だよ!?
いつ変な男が来るからわからないんだよ!

それにあんたしっかりしてそうで抜けてるし
琴乃もおばかちゃんだから心配なの」

「え、なんで私の悪口?」

「あ、琴乃おはよう。」

「おはよーことねえちゃん」

「琴乃!琴音のことしっかり守っててね」

「ええ、普通逆じゃ…」

「わかってる!!
琴葉姉いってらっしゃーい」

「いってきます」


普通お姉ちゃんが妹のこと守るんじゃ…?

「ちょ、なにボーッと突っ立ってんのことねえちゃん


これだから心配なんだよなぁ…」

「あああああ!!!!
ちっ、遅刻する!!!」

「えぇ?
まだ30分以上もあるよ?」

「私まだ何も準備できてないもん!」

「抜けてるなぁ〜
早く準備してよ私ナン解凍しておくから」

「さんきゅ琴乃!」



今日も慌ただしい朝が始まる