黒崎くんが1番なの



自分でも顔が赤くなるのがわかる

可愛いなんて言われ慣れてないから
それに、私は可愛くなんてない

ちょっと目が大きいだけで、
腰まで伸びた真っ黒なサラサラの髪の毛は
美男美女の両親から受け継いだ唯一の自慢できるものだ。

「え、何その反応」

「えっ?」


「告白とかされ慣れてるんじゃないの?」
「こっ、告白!?」

告白なんてされたこと…

ある、かも?

いや、でもあれは手紙を渡されて、それで、『すきです!』って…

あーあれは告白か

でも、友達の葵ちゃんが睨みつけて『私の可愛い琴音になにしてんの!!!』って言ってたっけなあ。
あの時の葵ちゃんは怖かった。

「され慣れてるんでしょ?」
「ふぇっ!?」

黒崎くんの顔が間近にあってびっくりした。
いつの間にこんなに近づいてたんだろう

「あ、あの…」

「なに?」
「近い、です」


「うん。で?」

『で?』!?

でってなに!?

「は、離れてくださいっ…」
「なんで?」

なんで!?
なんでときたよこの男は!

「えっと、恥ずかしいので…」
「!」

あああああ
顔が熱くなるのが自分でもわかる。
…真っ赤っかなんだろうなあ

「…なにその反応、」

「え。」

びっくりした。
だって、顔を上げたら間近にいる黒崎くんの顔も真っ赤になってたから

「あの、熱でもあるんですか…?」


「は?」


「えぇ、ごめんなさいっ…!
なんか、顔が真っ赤なので」

「っ!」