ギュッ。
黒崎くんのところに、まるで操られてるみたいに足が勝手に進んだ。
黒崎くんの目の前まで来たら、黒崎くんが開いていた腕でわたしを閉じ込める。
…なんだろう、これ
ハグ?なのかな。
黒崎くん、いい匂いする。
レモンみたいな、爽やかだけど優しい匂い。
安心する…
んだけど!!!いつまでこれしてればいいのかな!?
そろそろ心臓が限界なんだけど!!
絶対顔真っ赤っかだし黒崎くんに心臓の音聞こえてるよね!?
…恥ずかしい
「っ、く、ろさきくん…」
「ん」
「あの、そろそろ離れない…?」
「なんで」
またなんでか!!なんですきすぎるだろ!このやろ!
「わたしの、心臓が…もちそうにないです…、」
「あー、その顔やめて」
「へ?」
え、そんなにひどい顔してる?魚みたいな顔でもしてるのかな?
「俺の理性ももちそうにないです」
「り、せい…?」
りせい、って、あれ?
理性?よく攻めくんが言う『俺の理性壊れたから。どうなっても知らねえ。』みたいな。
そしてそのあと受けくんが襲われるやつ…?
