葵ちゃんは、いっつもわたしのことを心配して、そりゃあ過保護なまでに心配するけど、絶対最後にはわたしの意見を大切にしてくれる。
尊重してくれる。
「じゃあ、私たちは行くから」
「葵ちゃん」
「ん?」
「だいすきっ」
本当に、大好き。大切で大切で、絶対に離れたくない友達。
「ちょっとことちゃん!私は〜!?」
「苺ちゃんもだいすきだよっ」
「うん、私もことちゃん大好き
お嫁さんにしたい。食べちゃいたい。」
「へぇえっ!?」
「ほら、早く行くよ
苺のせいで私まで遅刻したらどうしてくれんの」
「あおちゃんって中々に毒舌だね!?」
葵ちゃんに引っ張られながら苺ちゃんが空き教室を出ていく。
それを追いかけるように緑風くんも出ていく。
部屋に残ったのは、私と黒崎くんのふたり。
…ふたり―――。
え!?話すことないよね!?てかなんでわたしサボっちゃったんだろう!?
