後輩くんは溺愛を隠せない



どんなお店か知ってからの方が話しやすい。


普通にお店に入って、店内を見ることにした。


入口のドアは開け放されていて、入りやすい雰囲気になっている。


私達は、ゆっくりと足を踏み入れた。


店内には、夕方になったせいかあまり人が居なかった。私たちを含め5人程度だ。


だけど、そんな事も気にならないくらい置いてある売り物に目を奪われた。



「可愛い......」



色とりどりのガラス細工。


置き物から、日用品まで様々な物が並んでいた。



その中でも目を奪われたものーーそれは、ピンクや黄色で透き通った色の小さな飾り物だった。


猫や犬、うさぎなど色んな動物の形をしている。


ひとつひとつが、違う色違う形で手作りな事がわかる。


欲しいけどーー、値札を見てみると、自分のお土産にするには高級なものだった。



「......高っ」


「そうなんですか?」



夏樹くんも気になったのか、肩越しに覗き込んでくる。


声かけられるまで、目を奪われすぎて夏樹くんの存在を忘れていたよ。