後輩くんは溺愛を隠せない



1つめを左に曲がって真っ直ぐ......。


少し進むと賑わっているお店がひとつあった。



「ここですね」



お土産のスペースには人が溢れるほどいる。


だけど、お昼のピークは終わっていたのか甘味処は空いていた。



「すみません、2名なんですけどいいですか?」


「いらっしゃいませ~。もちろんです。お好きな席にどうぞ~」



感じの良さそうな店員さんに迎え入れられ、私達は空いている席に座った。


向かい合わせの形の席なので、さすがに繋いでいた手が離れ、私の手から夏樹くんの温もりが消えて少し寂しく感じる。


今日は朝からドキドキしたり、夏樹くんに振り回されっぱなしだ。


メニューを見ると、可愛いイラスト付きでどれも美味しそうだった。



「夏樹くん、どれにする?」


「んー、俺はこれにします」



夏樹くんが選んだのは、細かく角切りになってキラキラと輝いているコーヒーゼリーにアイスが乗ったシンプルなもの。


夏樹くん、もしかしてーー。



「甘いの苦手?」