お昼を食べるには遅く、だからといって、ガッツリ食べてしまうと夜ご飯が食べれなくなりそうだったので、その提案は有難かった。
「ありがとうございます。行ってみます。どこにあるんですか?」
「ぜひ行ってみてください。この旅館を出て、右に向かい1つめの角を左に真っ直ぐ行けばありますよ」
道順を聞き、頭の中で地図を思い浮かべてみる。
たぶん、まだ見ていない所だ。
「そこはまだ行ってないですね......」
夏樹くんがそう言うってことは、私の思っていたことは当たっていたらしい。
「夏樹くん、そこ行ってみようか?」
「はい!俺もお腹すいて来たんで行ってみたいです」
「ぜひ。ごゆっくりなさってください」
行き先を決めたあと、女将さんは部屋を出て仕事に戻った。
私たちも、荷物を置いて小さいバックのみを持って、さっそく旅館を出る。
「まずは、おすすめの所行ってみようか」
「はい!......紗知先輩とデート、楽しみです!」



