後輩くんは溺愛を隠せない



インタビューが終わり、夏樹くんと二人女将さんにお礼を言った。


色々と聞けて、私の仕事にも活かしたいと思うものがいくつかある。


出張に来てよかった。



「こちらこそありがとうございました。......おふたりはご宿泊されるんでしたよね?」


「はい。よろしくお願いします」


「では、お部屋にご案内致しますね」



女将さんの後をついて部屋を出て、入ってきた方とは逆に廊下を進んでいく。


途中で、女将さんが部屋ごとの特徴を説明してくれた。


そして、その合間にふと思い出した様に言われた。



「そういえば、お部屋は一部屋と伺っていたのでてっきり同性の方が来ると思っていたのですが、一部屋で大丈夫ですか?」



一部屋......?ってどういうこと!?


まさか、夏樹くんと2人で一部屋って事?


ちなみに、予約を取ったのは部長だ。



「俺は一緒でも全然いいですよ。むしろ、一緒の部屋なんて嬉しすぎるくらいです!......でも、紗知先輩は俺と一緒じゃ嫌ですよね......」