後輩くんは溺愛を隠せない




「そうですね......俺も初めてですけど、来てよかったと思ってます」



本当は、引っ張り回したので嫌になっていないか心配だった。


だから、そう言って貰えると私も安心できる。


時間が経つのが速いもので、あと10分で11時になろうとしていた。



「そろそろ時間だから、旅館に戻ろうか。この後やること覚えてる?」


「はい!女将さんにインタビューするんですよね?」


「そうそう。夏樹くんもメモ取っておいてね。
それと、聞きたいことあったら聞いていいからね」



メインは私で夏樹くんにはサポートに回ってもらうつもりだ。


だけど、私が気づかなかった事を気づいたりもするから遠慮はしないで欲しい。



「分かりました」


「それじゃあ、行こっか!」



話しているうちに、旅館の前に着いた。


和風の高級感ある門を潜り、日本庭園が見れる庭を進んでいく。


旅館の玄関ホールに着くまでにも景色が楽しめる。



「すごい......ですね......」