後輩くんは溺愛を隠せない




「私はさっきあった雑貨屋さんが見てみたいかな......好きな雰囲気だったんだよね」



外観もオシャレで、ガラス張りの店内を外から眺めた感じ、私好みだった。



「あ、あそこですね!若い女性に好まれそうお店ですよね」



一緒に見て回った夏樹くんは、直ぐに私がどのお店のことを言っているのか分かったみたい。



「夏樹くんは、今見た所がどんな感じだったか覚えてる?」


「はい、覚えてますよ?」


「じゃあ、旅館のインタビュー終わったらもう一度見に行くからね。今度は実際に中に入るよ。」



10件以上見て回ったので、私はまだ大体しか覚えられていない。


覚えている夏樹くんの記憶力が素晴らしい......。



「それも楽しみですね!」



仕事だけれど、お客さんよりも早く旅館や周りのことを知れるのは出張した人にしか出来ない楽しみだったりする。



「出張って大変だけど、いい所もあるんだよね......いつもと違う仕事で気分転換も出来るし」