後輩くんは溺愛を隠せない



それは良かった......。


だけど、時間は1時間しかないのだ。


やることは山ほどある。



「夏樹くん、ここから忙しくなるからね。着いてきてよ?」


「はい!もちろんです」



仕事モードに入った夏樹くんと私。


午後も時間は取れると思うけれど、その時のための下準備も兼ねて動き出す。


さっき通ってきた観光地とは別の道に何があるのかを見ていく。


小さい喫茶店から、観光巡りができそうな場所を手当り次第見て行った。



「ここ、凄いですね......見どころが沢山あります!」


「そうだね......、神社が好きな人は神社巡りができるし、オシャレなカフェや雑貨屋さんもあるから、若い人達にもオススメ出来る。
テーマパークからは少し距離があるけれど、行けない距離ではないし......」


「紗知先輩はどんな所が好みなんですか?」



まだ、どこに何があるかを見ただけで実際にお店に入った訳でもないので、ここが好みーーとは言いきれない。


だけどーー。