美花

今の私は抜け殻と一緒……先生に励ましてもらったけどやっぱり……



美「会いたい」




ニコ「え?」



美「?!なんでもないよ!笑」




ニコ「そう……」



何やってんだろ……もう忘れるって決めたのに……





……笑そんなの出来るわけないよね?だってそんな簡単に諦められるほど軽い気持ちじゃないもん……





酷いです暁さん……遊びならどうしてこんなに私を愛してくれたんですか?どうして指輪をくれたんですか?あの日最後のよるどうして私を抱いたんですか?……



蒼「美花……そんなに苦しいのか?」



美「え……」




瑠「みかん……」




いつの間にか暁さんのことを考え過ぎて泣いていたのだ。




美「ご、ごめん……なんだか暁さんの事考えたら涙が……」




美「ごめんなさい……ヒック……ヒック」





桃「……そんなに忘れられないの?」




美「できない……やろうとしても!思い出が……私に優しく笑いかけてくれたあの人の顔が頭から離れないの!……」




桃「?!……」




いつの間にか怒鳴る形になってしまった




ルイ「そんなに辛いなら」




ルカ「いっその事俺たちがお前を」




流「抱いてやろうか?」




秋「お前が壊れるぐらい」





ニコ「お前ら?!」





桃「ちょっとなにい!「みんなに抱かれたら忘れられるの?」は?」




美「他の人とやってこんな気持ちが消えるのなら……もう」




私は何かが切れたように言いかけた所でイスから床に倒れてしまった。




桃「?!美花!」




秋「?!」




ルイ「美花……しっかりしろ!」




ルカ「美花……ろ……おれ……の……聞こえ……か!」




え?なんて言ってるの?、聞こえないよ……




みんなが私に声をかけるけど私はだんだん瞼を閉じて意識を手放した。





美「あか……つき……さん」





全員『?! 』