そして、ホームストレートへとエリックとドリキンは突入。ドリキンは右へと進路を移動し、ピットへ入る。ドリキンがコーマスにオーバーテイクされる時、コーマスはドリキンの方を向いて、「頑張れ」とハンドサインを送っていた。
ドリキンはビックリして応えることが出来なかったが、気持ちは十分に伝わった。
ピットインする。
エアジャッキでマシンが持ち上がる。
ドリキンはクールスーツの配線を外し、五点式ベルトを外し、
その間にタイヤ交換は終わり、セカンドドライバーの金橋へとドライバーチェンジをする。
そしてマシンがエアジャッキから下された後、給油が始まる。給油の為とガソリンタンク内の空気を出す為に二穴が開いた給油口から60Lの燃料を入れる。約20秒。
ピットストップタイムは約35秒。英田は結構ピットロードが長い為、ピットタイム自体は約50秒。ピットアウトする。もう四番手まで落ちていた。後ろから5番手のZENT auスープラが猛追を仕掛けてくる。