わたしの横を通った生徒たちは この膝から血が出て、大泣きしてる わたしを白い目でしかみない。 最悪だ。痛いよ。どこもかしこも ぼーっとしていると 女の人が近づいてきた 「ねぇ!君大丈夫!? いや大丈夫じゃないわ!血出てる!」 あちゃーこら痛いわ と膝を黙々と見てきた わたしは控えめに 「あの…大丈夫ですので」 と言った。聞こえただろうか?