「さっき俺………なんて言った?
『今からは彼氏として、甘えてワガママ言っていい』って言っただろ?
ラベンダーが見たいんだよな?
…………………寧々、俺は寧々のなんだ?
寧々は……俺のなんだ?
俺は、寧々とこれからの人生を一緒に生きていこうと思ってる。
言ってる意味………分かるか?
結婚………しようって…………。
けど、今の寧々だと無理だ。
遠慮したり、顔色ばかり見ているようだと………
寧々はいつか疲れてしまう。
寧々、俺と一緒になりたくない?
俺は……寧々に奥さんになって欲しいよ。」

ホントは………

明日ラベンダー畑で、プロポーズしようと考えていた。

けど

今、本音で話し合って結婚を考えて欲しい。

「彰人君、ごめんなさい。
私…………奥さんになりたい………。
このワガママは………聞いて欲しいの。
私の一番の夢で…………。
叶えたい。
今まで他の人に気を使って………我慢することも………あった。
彰人君がいうみたいに………顔色ばかり見てた。
特に彰人君には……。
大好きだから、嫌われたくないって。
でもね。
これだけは……ワガママ言わせて。
彰人君と結婚したい!」

………………………参ったぁ~

さすが寧々。

俺の負けだ。

今まで絶対ワガママなんて言わなかったのに…………。

初めて言ったワガママが

俺と結婚したいって……………。

はぁ~っ。

………………完敗だ。