《日常》
私は新島皐月。県立高校に通う16歳。
昨日、進級したばかりです! 1年生の時も楽しかったけど、2年生も楽しみだな~
そんなことを思いながら、下駄箱に向かっていると後ろから
「おはよう!皐月!」と声が聞こえてきた。振り返ると女の子が1人。私もその子に
「おはよう!美香!2年生も同クラでよかったね。」と言うとその子は、
「そうだね。じゃなきゃ死んじゃう(笑)」と言った。この子の名前は小野倉美香。ショートカットが似合うかわいい女の子。そして私の大親友!そうやって話しながら下駄箱から新しい教室に向かっていた。
教室につくと、何人かの生徒が登校していた。私は、美香と話しながらHRが始まるのを待っていた。そうしてHRが始まり、その日の授業が終わった。
授業がおわって、帰る準備をしていると美香が
「皐月~。今日放課後ヒマ?」と聞いてきた。私は、
「うん!ヒマだよ~」と答えた。そして、そのあと2人でタピオカを買いに行く約束をしていると、後ろから
「なら、俺たちもいきた~い」という声が聞こえてきた。振り返ると男子が2人いた。
私たちに声を掛けてきたのは、志村徹平。頭が悪いお調子者だけど、実は、優しくて誰よりもみんなのことを考えてる男子。そして、私は徹平のことが気になってる。
多分…。もう一人は、立花龍斗。頭が良くて、クール。口数少ないけど、良い人。
あと、2人ともマジでモテる。特に、徹平。でも、2人とも今までの告白はなんでか全部断ってる。もったいないな~。
そんなことを思いながら、4人でタピオカ