私の部屋で、まだ手を繋いだまま、二人で座り、沈黙が続く。









『もう…ホントに大丈夫だから…



港君は帰っていいよ…』




『まだ…
帰んないよ…、美穂ちゃん、まだ震えてるじゃんか…』





本気で怖かったんだもん…




『港君……』



『どした?』





『どして…そんなに…優しくするのよ…』




『だって、好きだから…


守りたいって思うからだよ…』







これ以上、優しくしないでよ…




なんか…
胸が苦しいんだもん…