私はいるよ。
お母さんのそばにずっといるから。

「大丈夫だよ、お母さん」

私はお母さんの手をそっと握った。
そして強く誓った。
私にできることはずっとお母さんのそばにいること。
それしかできないから。
だからずっといるよ。

「おやすみお母さん………」

私は自分の部屋には行かずにお母さんの隣で一緒に寝た。
お母さんの気持ちを知れた日だった。
きっと私は忘れないだろう。
お母さんの大切な気持ちを………。

「守ってみせるよ」