「ねぇ、飯島君」

「ん?」

「また行こうね!」

「……っ…」

「飯島君?」

なぜだか飯島君は黙ってしまった。
私はなぜだかわからないけど不安になったんだ。
だって飯島君はいつもならすぐに頷いてくれるから。

「飯島君………大丈夫?」

「はい、大丈夫です」

「………」

「先輩、また………明日」

「………うん」

気がつけばもう私の家の前だった。
飯島君………逃げたそうに見えた。
気のせいかな?
何かあるなら相談してほしいな。
飯島君はきっと大丈夫。
不安になることなんかない。
大丈夫………。


ただ信じたかった。
だけど君は私を裏切ったんだ………。

ねぇ、私はただの暇潰しだったの?
私は君と恋がしたい。
私と君が出会った時から始まっていた。
君を失うのが怖い。
だから私は神様にお願いをした。

「………飯島君っ!」

後悔したくなかったのに………。