睦月圭の手紙を何度も読み、藍は微笑む。あの時睦月圭に言った言葉は、彼の胸に届いたのだ。嬉しさがあふれていく。 「お母さん、お腹空いた〜」 手紙を見ていた藍は、隼人の声に現実に戻される。 「もうすぐできるからね」 藍は微笑み、手紙をテーブルの上に置いた。