次の日の昼休み。




先輩が、屋上に来てくれた。




私は、昨日撮った写真を先輩に見せる。




「先輩、浮気、してたんですね。」





素直だと言われる私は、頑張って無表情を作った。





「……………悪い……」





…………認めるんですね。






先輩は、全てを話した。






しつこいのは嫌いだった。それに、私のこともすごく好きだった。






だけど、あの子にしつこく付きまとわれて、気がついたら、あの子がいないと不安になるようになって。





「好きなんだって、気づいたんだ………」






ああ、もうダメだ。





私、こんなこと聞いて、平常心でいられるわけがないんだよ。