好きだよ?

「え…?」

「怜奈(レナ)、好きだよ?」



独占欲とか、そんなものは自分にないと思っていた。

でも、彼女の好きな人のことを聞けば聞くほど苦しくて悔しかった。



自分の思いだけ告げて、早く風呂に行って、さっさと寝ようと思っていた。

でも、多分お酒のせいで勢いは止まらない。

どうせ叶わない。なら、自分の思いをせめて知って欲しい。







俺はキスをしてしまった。