「忘れ物ない?」
「はい!大丈夫です!」
真っ黒なワンピースに、暗めのオレンジカバンを持った神代さんは
まるであの有名アニメに出てくる箒に乗った魔法使いだ
「…気をつけて。無理すんなよ?」
「…はい。ありがとうございます!行ってきます」
すぐに仕事モードに切り替えた彼女は、迷いなく裏警察を出て行った
「宮本〜はいこれ」
「おわっ…!…さんきゅ」
青木からおにぎりの入った袋を投げられる
「お前そんなくらい顔すんなよ〜笑」
「いやだって、」
「心配なのはわかるよ。
俺だって…本当は行かせたくないし、
この仕事を押し付けてくる上の奴らにお前らが行けよ!って言いたいよ。」
…言うねぇ青木、笑
「でもそんな事言ったところで、椿ちゃんは絶対に行くよ。
…俺たちの仕事は、椿ちゃんを見守る事。支える事だぞ」
神代さんがいない所では良く悩んで悩んで項垂れてるくせに、
どこか1つ筋の通っている青木は、悔しいけどカッコいい。



