「ふふ、れーちゃんの飲み込みがいいからだよ」
「は〜〜、ほのかって優しいし神さまだし、自慢の親友だよう〜〜〜」
ぐりぐりとれーちゃんが頬を寄せてくる。
手放しにほめてくれる。
ちょっと大げさなくらいに。
「ほのか」
「何? 麟太郎、うるさーい」
「オマエじゃねーよ、俺はほのかのこと呼んでんの」
「見てわかんない? ほのかは今、私といちゃいちゃしてんの!」
れーちゃんとりんくん。
ふたりとは小学校のときからずっと一緒。
家も近くて、いわゆる “幼なじみ” なのだ。
中学、高校……とあがって、いつか離れるかもしれない、と思いながらも結局今の今まで三人そろって同じ学校なの。
「つか、次俺の番だろ、いい加減そこ代われ」
「なまいき麟太郎に指図されたくないしー」
犬も食わぬ、って感じのれーちゃんとりんくんの掛け合い。
昔からぜんぜん変わらないな。
仕方ないなあ、と苦笑しつつ、れーちゃんから離れてりんくんの隣に移動した。



