冷蔵庫を開けると……あ、あった。
ほっと息をつく、キンキンに冷えたペットボトルたちが並んでいる。
ふつうの水とスポドリなら、スポドリのほうがいいよね、きっと。からだの中の水分にちかい……んだっけ。
手にしたスポドリのボトルとともに、なるちかくんのもとへ戻った。
さっき閉めたばかりのカーテンをまた、シャッと開けて。
『どうぞ』
キャップをはずしてから、なるちかくんに手渡す。
なるちかくんの手が、ボトルの冷たさにびくっとふるえた。
『ありがと』
受けとるなり、飲み口に唇をあてて、ごくごくと流しこんでいる。
喉仏が上下に動いていて、なんだか男の子だ。
あまりにも勢いよくボトルの中身が減っていくから。
『あの、一気飲みは、あんまりよくないよ』
『はは、うん』
素直。
すんなりと言うことを聞いてくれた。
うまく力が入らないようだったから、なるちかくんの代わりにペットボトルのキャップをしめる。
ごろんとなるちかくんが横になったから、そうっとまたベッドから離れてカーテンの向こうに行こうとすると。



