そのあとも結婚式は滞りなく進み、見るものすべてが新鮮なわたしは、演出すべてに感激しつつ。
披露宴の途中で、チャペルの隣のお庭に移動してきていた。
開放的な空間で、ガーデンパーティーって感じだ。
「それでは、これからブーケトスを行います! 新婦からブーケを受けとったひとは────」
ブーケトスのジンクス、聞いたことがある。
幸せのおすそわけのブーケをキャッチしたひとには、近いうちに大きな幸せが訪れるんだって。
全員参加型の演出のため、わっと盛り上がる。
「さあ、合図とともにブーケトスをしていただきましょう!」
「「せーのっ!」」
みんなの輪の中に立っていたりっちゃん先生が、手にしていた色とりどりの花でつくられたブーケを勢いよく宙に放り投げた。
ぽーん、と投げ出されたそれは、こちらに向かって落ちてくる。
「う、わっ」
ひゅるるる、と落下した、その先は。
わたしのすぐ隣。
「わ! すごい、なるちかくん!」



