◇
「なるくん! ほのかちゃんっ! 来てくれてありがとう〜〜〜っ」
純白のプリンセスラインのドレスに身を包んだりっちゃん先生は、誰もがハッと目をみはるほど綺麗だった。
ほんとうのお姫さまのようなりっちゃん先生が、赤いバージンロードを歩いて、婚約者────じゃなく旦那さんがベールアップをして、誓いのキスを交わしたときには、あまりのロマンティックさにうるっときてしまった。
感極まるわたしを見てなるちかくんはくすくす笑っていたけれど。
そして今は。
「はわあ…………りっちゃん先生、お綺麗です」
「んふふ、嬉しい、ありがとう」
「さっきのもかわいかったし、こっちも似合ってます! すてき!」
2回目のお色直しを終えたところ。
結局、迷いに迷った結果、ピンクのドレスと濃紺のドレス、どちらも着ることにしたんだという。
りっちゃん先生的にはお金の面で渋っていたみたいだけれど、旦那さんの「両方見たい」のひとことで決まったらしい。
旦那さん、ナイスアシストです。



