────お昼休みに、廊下でなるちかくんとれーちゃんが話しているところを偶然見かけたこと。楽しそうに話していたから、気になってしまったこと。
それから、少し、よくない気持ちになってしまったこと。
すべて、洗いざらい、話したら。
〈 あははっ、待って、さすがにそれはかわいすぎない? 〉
「へっ?」
〈 妬いたってことでしょ、わたしが三上くんと話してたから 〉
「妬い……」
てない、とは言えない。
というか、妬いていた、のだと思う。
彼女でもないのに、嫉妬なんて、おかしいのに。
〈 うわーっ、なんだそれ、かわいいな。普通に私が三上くんにヤキモチやきそうなんだけど 〉
「ええ……?」
〈 安心してよ、私が三上くんのこと好きとか、そういうのは一切ないから。私は他に好きな奴がいるし、お昼に三上くんと話してたのはそれこそ──── 〉
そこで、口をつぐんでしまう。
いっけない口を滑らせるとこだった、なんて言って。
〈 ていうか、ほのかって、そうとう三上くんが好きなんだ 〉
「……っ、な、んで」
〈 私なんかにやきもち妬いちゃうくらいって、そうとうだよ 〉
「それは……、れーちゃんがとってもかわいいから」



