いちばん星の独占権




疲れ果てたのか、口調がおかしくなってしまっているれーちゃんに、ふふ、と笑う。


机の上のデジタル時計を見れば、もう真夜中の12時を過ぎていた。

日が変わっている、たいへんだ。




「れーちゃん、もう12時過ぎたけど────」


〈 こんなのまだまだ序の口だから! よおし、今日中に数学はとっとと片付けて────って、ほのかの方こそ時間大丈夫? 眠たかったらぜんぜん寝てよ? 〉



「わたしはだいじょうぶだよ〜、まだまだ起きれるもん」


〈 またそんなこと言って! ほのかが睡魔によわいの知ってるんだからねっ、修学旅行でだって、最後まで起きれてたことないでしょ 〉





そんなこともあったな、と懐かしくなった。


たしかにわたしは、夜ふかしが得意なタイプではないけれど────でも、今日はまだだいじょうぶ。



それに、だいたいりんくんもセットで3人でいることが多かったり、れーちゃんの部活が忙しかったり。



れーちゃんとふたりでゆっくり話せる機会というのは、意外と少ないの。だから、終わるにはまだもったいない。




〈 そういえばさあ、ほのかって、じっさいのところ、どうなの? 〉


「どうなの、って?」


〈 三上くんと付き合ってるの? 〉