いちばん星の独占権



こうしてみると、りんくんって大きいんだな、と思う。

背中が思ったよりも広くて、壁みたいで、びっくりした。



「あれ、りんくん髪染めた?」



ふと気づく。


たしか、赤だったよね……?

それが今は暗めの緑───アッシュグリーン。



「気づくのおせーよ」



毒づくりんくん。

声色が責めるみたく、ごきげんナナメだ。




「言っとくけど、玲奈は昨日気づいてたかんな」

「え」


「……お前さ」



ちらり、りんくんの視線がうしろ────わたしの方を向いて。



「全然俺のこと見てねーだろ」



鋭くとがる。



とがめるような視線に思わず「そんなことない」と口にしそうになって、とまった。


そんなこと、あったかも。