いちばん星の独占権




ためしてみる……?

どうやって?



なるちかくんの唐突な提案に、戸惑うばかり、頭にいくつもはてなマークを浮かべていると。




「目、閉じて」

「へっ?!」


「溶けるから、はやく」

「……っ!」



急かされるまま、わけもわからず言いなりになるしかない。

きゅっと閉じた瞼に力をこめると。




「はい、あーん」




色々と頭がついていかない。

ぼーっとした思考回路で、言われるがまま、あ、と口を開くとすぐにひんやりとした何かが入ってくる。


その正体が、なるちかくんのかき氷だと気づくより先に、驚きのあまりぱちりと目を見開いて。



「どう?」




そんなわたしを、なるちかくんは、なんてことないいつもの表情で迎え撃つ。