いちばん星の独占権



あんずあめの屋台ってはじめて見たかも。

フルーツが水あめにくるまれて、溶けてしまわないように、氷の上に並べて売られている。


水あめも、氷も、屋台の明るいライトを反射して、キラキラ輝いていた。うっとりするくらい綺麗。



注文すると、屋台のおじさんが氷の上からもなかでできた小さなお皿に移して手渡してくれる。


なるちかくんがふたり分受け取って、見せてくれた。




「か、かわいい……!」




あんずあめもキラキラしていてかわいいし、それを好きだと言うなるちかくんも。

あんずあめを手にしたなるちかくんは心なしか満足げで、思わず頬をゆるめると。




「ふは、これ、ほのかちゃんが好きそーって思ってた」

「え」

「キラキラしてるの、けっこー好きだよな、ほのかちゃんって。いつも俺の髪、見てるし」




好きでしょ? となるちかくんは悪びれず首を傾げるけれど。





「……!? 待っ、あれはっ、そういうのじゃなくてっ」