世界で一番幸せそうに、笑え。



昼休みの後半になれば私は、自分の席に着いて、次の時間の予習を始めた。

隣ではまだ夏樹とその友達が騒いでいる。


…今日は色んなことが起こりすぎた。


朝から先輩に告白されて、昼休みには夏樹に彼女がいたことを知った。別れたことも。そして、そんな夏樹のことを結子も好きだということも…。


夏帆と灯は、「がんばろー!結子と大橋お似合いだもん!いける!」と盛り上がっていたけれど、私は盛り上がれなかった。

もっと初めから、自分もみんなに相談しておけばよかったとも後悔した。

でもそれは、今の自分の気持ちを結子に味合わせることになってしまうから、やっぱり駄目だと思った。


どうしたらいいかわからない。


これから夏樹と話すのにも少し気を遣わないといけなくなった。


私も好きなのに。

これを言えたらどんなに楽だろう。


でも、言ったら駄目だ。それは分かる。


結子が悲しんでしまう。


…灯に相談したい、けど、最悪の場合これが原因で夏帆と結子との間に亀裂が入ってしまうかもしれない。


その時、灯まで巻き込むのは申し訳ないと思う。


…どうしたもんか。