さて、皆さんは覚えているだろうか？
Dさんが携帯電話を奥さんに真っ二つに折られた事を（携帯真っ二つ事件）
あれから二週間ほどが経過して、やっと奥様に携帯電話を買い替える事を許して貰えた事を。
そして、携帯電話からスマホに買い替えたと私に電話してきた事を。
しかし、Dさんはスマホに買い替えたと奥様に告げる前に私に電話をしてしまった。
それも机の上にスマホが入っていた箱を置きっぱなしにしたままで。
「何これ〜〜」
「あっ！ヤベｪ〜」
「何で、スマホの箱があるの〜」
この後、Dさんが奥様にガラケーからスマホに買い替えた事をかなり酷く怒られたらしい。
そして、次の日、Dさんから電話があった。
「あっ、お疲れ様です、ネピオンさん。」
「お疲れ様」
（？・・・この番号は・・・Dさんの会社の携帯だな）
「いや〜参りましたよ〜」
「・・・・うん、何が参った？」
（だいたい想像付くがな）
「実はですね〜」
「・・・うん」
「昨日スマホになったんですが〜」
（スマホになったではなくスマホに替えただろう）
「うん」
「奥さんに携帯買い替えてはいいと言ったけどスマホに買い替えていいとは言ってないわよ！と言われて〜」
「うん」
「奥さんはスマホ使っているですが」
「うん、うん」
「アンタはスマホなんか要らないでしょ！パソコンも使えないし普通のメールしか出来ないでしょうに！と」
「・・・・」
「んで、これからスマホ勉強して仕事とかで必要だからって言ったら」
「うん」
「はぁ〜どうせエロ動画とかゲームしかしないでしょ！だって」
「・・・・」
（なかなか鋭い奥様だな）
「俺って、信用無いのかなぁ」
「・・・・う〜ん」
（信用してないからスマホ要らないと言われたんだろうな）
「んで、奥さんに言ったんですよ！LINEとか出来たら便利だと思うから〜って」
「・・・うん」
「そしたら奥さんが誰からLINEは便利だからって言われたの？って言われて〜」
「うん、それで」
「つい動揺してしまって〜即答出来なかったんですよ〜」
（何故・・・動揺するんだ）
「・・・・それで」
「やっぱアンタにスマホは要らないわ！と言われて没収されたんですよ〜」
「あーなるほど」
（だから会社の携帯なんだ）
「ネピオンさん、どうしたら奥さんにスマホ返してもらえますかね〜？」
「う〜〜ん・・・・」
「やっぱり・・・ネピオンさんでも、いい考え出ないですかねー」
「すまんな、さすがになぁ〜」
「で・す・よ・ね〜」
Dさんは、また連絡しますと言って電話を切った。
（う〜ん・・・LINEとか〜で没収とはな・・・しかし、動揺するかね・・・・）
「さて・・・・日報でも書かくか」
・・・続く・・・
