何となく気恥ずかしくて目を伏せていたけれど、松永君からの視線に気付き、彼とゆっくり視線を合わせた。
「な、何?」
「うん。あのさー、今日から〝みずほ〟って呼んでもいい?」
「えっ?」
そういえば、初めて話した時も最初は〝みずほちゃん〟って言われたんだっけ……。
あの時は私が露骨に動揺したから名字で呼ばれるようになったけど、今はそこまで嫌がる理由もないかな……。
「う、うん」
「マジ? やったー! じゃあこれからは〝みずほ〟って呼ぶね!」
あ、ちゃん付けじゃなくて呼び捨て⁉︎
まあ、いいか……。
……あれ、また胸がドキドキしてきた。何なんだろう、これ。
「ねえ、みずほ」
「な、何?」
「連休中ってほとんど部活あるけど、最終日だけオフじゃん? デートしない?」
「デ……?」
それは、私の今までの人生で全くと言っていいほど聞き慣れていない単語だった。
……デート⁉︎
「な、何?」
「うん。あのさー、今日から〝みずほ〟って呼んでもいい?」
「えっ?」
そういえば、初めて話した時も最初は〝みずほちゃん〟って言われたんだっけ……。
あの時は私が露骨に動揺したから名字で呼ばれるようになったけど、今はそこまで嫌がる理由もないかな……。
「う、うん」
「マジ? やったー! じゃあこれからは〝みずほ〟って呼ぶね!」
あ、ちゃん付けじゃなくて呼び捨て⁉︎
まあ、いいか……。
……あれ、また胸がドキドキしてきた。何なんだろう、これ。
「ねえ、みずほ」
「な、何?」
「連休中ってほとんど部活あるけど、最終日だけオフじゃん? デートしない?」
「デ……?」
それは、私の今までの人生で全くと言っていいほど聞き慣れていない単語だった。
……デート⁉︎