それなら、今後あの子から私への嫌がらせもなくなるだろうと、期待出来そう。


……って、つい一件落着みたいな空気感出してしまったけれど、私さっき、篠原君に告白したんだった!


そして、皆が散り散りになった為にこの場には二人きり!


こんな状況でこんなこと言うのもおかしいけれど、急に二人きりになったというこの状況にドキドキしてきた……。



「……あのさ、桜井」

不意に篠原君から名前を呼ばれ、驚く。


「な、何っ⁉︎」

動揺して、声が裏返ってしまった。


すると、篠原君は。



「ホームルーム始まるまでまだ少しあるから、もっと静かな場所で、少し二人で話せるか?」