楽しそう……? そうか、そんな顔してたんだ、私……。
何て言ったらいいか分からなくて黙り込んでいると突然ーー正面から松永君に抱き締められる。
「えっ⁉︎ 松……⁉︎」
いきなりのことに、驚きすぎて頭がついていかない。
すると、そのままの状態で松永君が口を開く。
「みずほ、どっちか決めて」
「え、ど、どっちかって?」
「俺と付き合うか、俺ともう口聞かないか」
ーーえ?
予想もしていなかった言葉に、胸がざわつく。
「俺、みずほが篠原と楽しそうにしてると嫉妬でおかしくなりそうなんだよ。でも、みずほがいっそのこと俺と口も聞かないくらいの関係になれば、それも我慢出来そうだから」
「えっ、でも……!」
「返事はすぐ欲しいけど、かと言って今じゃなくていいから」
そう言うと彼は私から身体を離しーー
「じゃ、また明日」
一瞬だけ笑いながら視線を合わしてくれたけれど、すぐに背を向けて走って帰っていった。
付き合うか、もう口を聞かないか、だなんて……。
そんなの、どうすればいいのーー。
何て言ったらいいか分からなくて黙り込んでいると突然ーー正面から松永君に抱き締められる。
「えっ⁉︎ 松……⁉︎」
いきなりのことに、驚きすぎて頭がついていかない。
すると、そのままの状態で松永君が口を開く。
「みずほ、どっちか決めて」
「え、ど、どっちかって?」
「俺と付き合うか、俺ともう口聞かないか」
ーーえ?
予想もしていなかった言葉に、胸がざわつく。
「俺、みずほが篠原と楽しそうにしてると嫉妬でおかしくなりそうなんだよ。でも、みずほがいっそのこと俺と口も聞かないくらいの関係になれば、それも我慢出来そうだから」
「えっ、でも……!」
「返事はすぐ欲しいけど、かと言って今じゃなくていいから」
そう言うと彼は私から身体を離しーー
「じゃ、また明日」
一瞬だけ笑いながら視線を合わしてくれたけれど、すぐに背を向けて走って帰っていった。
付き合うか、もう口を聞かないか、だなんて……。
そんなの、どうすればいいのーー。