「ほら、やっぱり断然こっちの方がいいわよ!」


鏡を見せられ目を見張る。


見たことの無い自分にこんなに変われるんだと感心。


「ありがとう!!お母さん!」


そう言って小走りで待ち合わせの駅まで行く。


そして、待ち合わせ場所へと着くと既に佐久間くんは来ているようですぐ見つかった。


でも明らか年上の女の人に囲まれて何やら話している様子。


それを見て、私は物凄く黒い感情に襲われた。


何故か目を逸らしたくなった。


この場から逃げ出したくなった。


そんな時、タイミングがいいのか悪いのか。


佐久間くんと目が合った。