そして、前髪から覗く一重のタレ目。
通る鼻筋に薄い妖艶な唇。
首筋の血管。
もちろん頭もよろしいこと。
運動をさせてみれば帰宅部だと言うのに運動部顔負けの身体能力。
全てが整っていると言っても過言ではない。
だが、一つだけ厄介な事が。
彼は心を許した人にしか感情を示さない。
そして、とても冷淡。
そんな彼が何故か私の彼氏。
だから最近思う。
地球って丸いんだな。
♡
遡ること半年前。
入学式の次の日の事。
私は三枝 聖奈 (さえぐさ みな)
彼とは席が前後だった。
「私、聖奈!よろしくね?」
同じ中学からの友達が誰一人居なかった私は積極的に声をかけていた。
そして、彼にも同じように声をかけた。
「...............ん」
だけど彼から帰ってきた言葉はたったのそれだけ。
だけど私は何故か彼に惹かれてしまった。
通る鼻筋に薄い妖艶な唇。
首筋の血管。
もちろん頭もよろしいこと。
運動をさせてみれば帰宅部だと言うのに運動部顔負けの身体能力。
全てが整っていると言っても過言ではない。
だが、一つだけ厄介な事が。
彼は心を許した人にしか感情を示さない。
そして、とても冷淡。
そんな彼が何故か私の彼氏。
だから最近思う。
地球って丸いんだな。
♡
遡ること半年前。
入学式の次の日の事。
私は三枝 聖奈 (さえぐさ みな)
彼とは席が前後だった。
「私、聖奈!よろしくね?」
同じ中学からの友達が誰一人居なかった私は積極的に声をかけていた。
そして、彼にも同じように声をかけた。
「...............ん」
だけど彼から帰ってきた言葉はたったのそれだけ。
だけど私は何故か彼に惹かれてしまった。