.........


待って、息できない...!!


苦しい...!


私はハッと目を覚ますとそこには竜の顔面がすぐそこに。


「...っはぁ......」


私が起きたことに気が付くと離してくれた。


だけどこの体勢おかしくない?


なんで、私の上に乗っかってんの!?


「竜......?」


「何寝てんの。何俺がいること忘れてんの。」


不機嫌そうな声が耳元で聞こえる。


「だ、だって竜ゲームばっかしてるし。」


少しの反抗で睨んでやった。


「っごめん。聖奈がもっと俺を求めて欲しかった。」


シュンとして反省している様子。


「...許す。」


こんなやり取りは日常茶番。


どこのバカップルだよって話だよね。


うん。私もそう思う。


「聖奈すぐどっか行っちゃいそう。
やだ。」


「行くわけないじゃん。」


そう言うとふにゃと笑って額をスリスリする。


そういうとこも可愛いから許せる。


なんだこの猫系男子は。





fin.