「待ってよ〜!」 名残惜しそうにしながらも、 杏のうしろを追いかける二人。 杏は気にせずエレベーターの前まで来ると、ボタンを押して待った。 「そういえばランチ食べて映画の時間考えるとギリギリかも。ちょっと急ぎめで!」 時間を見ながら少し焦った表情の二人。 誰のせいで…なんて心の中でツッコみたくなるけど、杏はこの二人との時間が大好きだ。