次の瞬間、白石先生と目があった。 杏は慌てて目を逸らした。 (やばっ…見られちゃった) 恐る恐る視線を戻すと、 白石先生はこっちに軽く手を振っている。 杏は少し笑いながら手を振りかえして すぐ部屋に引っ込んだ。 「え、何?杏あの隣のかっこいい先生とは知り合いなの?」